2022年 年頭所感
穏やかな天候の中、新しい一年が始まりました。
昨年の疲れをゆっくりと癒し、新たな気持ちで新年を迎えられた方が多いのではないでしょうか。
今年は寅年です。干支で言うと三番目。1年、2年と手塩にかけた種がようやく芽を出す一年となるようです。
昨年はコロナ感染が全国的な拡大を見せ、山口県内でも病院クラスターが出る中、お預かりさせていただいている患者様の誰一人からも感染者を出すことがなかったことは、当院の感染対策に間違いはなかったものだと考えています。ただ、年末からオミクロン株が県内でも見られており、引き続き、厳重な対策をとっていく必要があります。
また、斎木病院に新しい事務長が就任し、責任感を持って、組織を必ず前に進めていくという共通認識の中でいい方向へと導いてくれています。現状把握と将来を見据えた展望のもと、逆算しながら、今をどう動いていくべきかを常に考え、引き続き気持ちを引き締めて参ります。
データ提出加算、建て替え事業、研修施設、救急部門の立ち上げ、そしてオンライン診療の構築など、次世代につながる医療を目指して、与えられた課題を一つひとつ誠実さを持って、前向きに乗り越えていきたいと考えています。
約束された未来がない中でも、確かな一歩を積み重ねていけるよう、リーダーとして努力していきます。
また、山口県北部の二次救急病院として、市内外の医療機関の先生方との診療連携を救急対応患者様のスムースな受け入れ、画像診断サポートシステムなどを通じて、さらに深めていければ幸いです。
新しい年がお一人お一人にとって充実した一年となりますことを祈念申し上げ、年頭に当たっての挨拶といたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
医療法人 生山会 理事長 齋木泰彦